少人数交渉の申し入れ

7月13日に少人数交渉が行われました【報告】

1. はじめに

 2018年6月29日、吉田寮自治会は、大学当局に対して交渉の申し入れを行いました。その際、2016年3月に川添理事が出した以下の条件を受け入れると表明しました。

  1. 一回の話し合いの時間は2時間以内を原則とする。

  2. 吉田寮自治会から話し合いに参加する寮生の人数は10名以内を原則とする。

  3. 参加者は話し合い冒頭において、氏名・所属身分・役職などを相手に通知するものとする。

  4. 京都大学と吉田寮自治会は話し合いごとにそれぞれの代表者を定め、その旨を他方に通知するものとする。

  5. 話し合いにおいては双方の代表者が協議を主導するものとする。ただし、他の参加者は代表者の許可を得て発言することはできる。

  6. なお、京都大学は吉田寮に関する諸課題について、いつでも吉田寮自治会と話し合う用意のあることを付言しておく。

(川添理事「吉田寮自治会との話し合いのあり方等について」より)

2. これまでの交渉要求

 吉田寮自治会は2018年4月12日に、上記の条件を部分的に受け入れる形での話し合いを大学当局に求めました。しかし、川添理事は「寮生との話し合いについては上記の形態を変更することはない」として、私たちの提案を理由も説明せずに拒絶しました。

 原則的に言えば、吉田寮自治会と大学当局の話し合いのあり方は、従来通りの団交確約体制*を引き継ぐべきであり、そのことについての追求・抗議も再三当局に対して行ってきました。しかし、川添理事や尾田厚生課長は私たちの意見を一顧だにせず、交渉を拒否し続けています。

*団交確約体制の詳細はこちら

 

3. 6月21日付通知の内容 

 吉田寮の「退去期限」がおよそ3ヶ月後にせまった6月21日、大学当局は一部の寮生に対してある通告を送ってきました。その内容は以下のようなものでした:

 貴君が吉田寮を退舎していない場合には、平成30年6月分の寄宿料について、平成30年6月29日(金)までに貴君本人が厚生課窓口に持参してください。

 なお、上記期日までに寄宿料を持参されない場合は、吉田寮を退舎しているものとして取り扱います。

  

 これまでおよそ30年間にわたって、吉田寮自治会は、全寮生の名簿を作成し毎月当局に提出してきました。また、寮生の寄宿料は、自治会が一括して大学当局に納めてきました。しかし、2018年4月以降、大学当局は吉田寮自治会が作成した全寮生の名簿の受け取りを拒否するようになり、「寄宿料については、当局が居住を認める寮生のみ個別に厚生課に支払いに来ること。個別に支払いに来た人の名前のみで、吉田寮生の名簿を大学当局が作成する」との旨を一方的に通知して来ました。

  

 吉田寮自治会としては、以下の2点の理由から寄宿料の個別納入に応じず、かつ支払い意思はあることを示すため、2018年4・5月分の寄宿料について供託手続きを行いました。

  • 寄宿料の納入方法について慣行を変更するのであれば、一方の当事者である吉田寮自治会との協議、意思一致が必要であり、その過程を蔑ろにして一方的に方法を変更することは認められない

  • 当局が寄宿料を受け取る寮生・受け取らない寮生を判断することにより、事実上の入退寮選考権を自治会から当局が奪取することを避ける

 そのような中で大学当局は6/21に、大学当局による代替宿舎の斡旋に応じていない寮生に対し、「6/29(金)までに寄宿料の個別納入に来なければ、吉田寮から退舎したものとして扱う」との旨を一方的に通知してきました。この通知は吉田寮自治会が持つ入退寮選考権*への不当な介入です

*吉田寮自治会が入退寮選考権を持つことは、杉万前理事まで確約書の中で確認されてきました。公式HP「確約集」

 

4. 切迫する状況〜少人数交渉の受け入れへ

 しかし、当局が要請する吉田寮の退去期限がおよそ3ヶ月後に迫っている状況であること、また、当局から吉田寮生として扱われなくなった寮生は、吉田寮に関する話し合いの相手として見なされなくなってしまう懸念もあります。こうした状況を鑑み、交渉条件について折り合いが付いていないものの、早急に当局を話し合いのテーブルにつかせることを最優先すべきと考えました。そして、そのためには川添理事の6条件を受け入れざるを得ないと判断しました。 

5. 吉田寮自治会からのお願い 

 最後に、吉田寮自治会より、皆さまへご協力のお願いを申し上げます。

 ぜひ、今後の吉田寮自治会の対当局行動の際に結集いただき、一緒に行動に参加していただければと思います。多くの人々が吉田寮問題に関心を持ち、動向を注視していることを示すことが、大学当局に対する一つの牽制になります。これが、大学当局のさらなる攻撃に対する抑止力となります。また、皆さまそれぞれの主体として、吉田寮への攻撃を批判する声を上げていっていただけると嬉しいです。

ひきつづき吉田寮へのご支援、よろしくお願いいたします。