吉田寮について

 吉田寮は京都大学の学生寮です。

1913年の開寮いらい、

その管理・運営は寮生自らが行なってきました。

施設の紹介

現棟

築105年の木造の寮舎。

二階建ての「北寮」「中寮」「南寮」、平屋建ての「管理棟」からなります。

1913年に山本治兵衛と永瀬狂三の設計で建てられた、

日本最古の現役学生寮です。

京都大学が長年にわたり補修を怠ってきたため、

老朽化と耐震性の不足に見舞われています。

しかしじつは類まれな建築学的価値を秘めており、

日本建築学会と建築史学会は以前より現棟の保存活用を要望しています

新棟(西寮)

2015年に竣工した吉田寮の新しい建物。

現棟との景観を考え、地上部分は木造で低層の構造にしています。

地上3階、地下1階。地下は主に共有スペースとして使われています。

食堂

給食機能はありませんが、業務用ガスコンロなどの炊事設備はあります。

現在は主にイベントスペースとして活用されており、

バンド・劇団の公演、各種講演会が開催されています。

こちらは食堂使用者、厨房使用者からなる団体が自主管理しています。

吉田寮自治会とも連携しています。

運営形態

 

京都大学の福利厚生施設として、吉田寮は大きな役割を果たしています。

寄宿料・水光熱費は合わせて約3万円/年。

入寮選考は寮生自ら行い、それぞれの経済事情や

その他の事情に基づいて入寮者を決定しています。

​現在の入寮資格は「京都大学の学籍を有するもの、およびその者と同居する切実な必要性があると自治会が認めた者」となっています。

寮内の会議は全会一致を原則として、

当事者同士の対等な話し合いを通じ、全員が納得できる解決法を模索します。

当事者を対等にするための取り組みとして、

「寮内では敬語を使わないでよい」という独自の言語文化があります。