top of page
代替宿舎の問題
「基本方針」では、吉田寮生に対して代替宿舎を用意すると示されています。この代替宿舎についても様々な問題があります。
代替宿舎を準備するには、それなりの手続きと予算が必要なはずです。学内において、どのような会議で議論され決定されたのか全く明らかではありません。代替宿舎の準備に必要な費用を大まかに見積もると、およそ1億円以上*になります。2005年の吉田寮現棟の調査の際に大規模補修案も提案されましたが、その費用が約1億5000万円と見積もられています。代替宿舎を準備するだけの費用があれば、老朽化問題を根本的に解決することも視野に入れることができるのです。
*算出方法
全寮生270人
京大全体で留年は20%から、非正規生の割合を少し多く見積もって30%とする→代替宿舎の対象者は270×0.7=189人
家賃の相場を月40,000円とすると、必要経費は189人×40,000円×12ヶ月 〜 9千万円/年
さらに複数年にわたり代替宿舎を利用する学生もいることを考えると、これの数倍程度になることも考えられます。
前:学生の選別・差別
次:なぜ団体交渉か?
bottom of page