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老朽化問題を先伸ばしたのは

京大執行部

 「現棟が老朽化している。だから現棟から退去せよ」というのは、一見すると筋が通っています。しかし、そもそも現棟の老朽化問題をここまで放置してきたのは京大執行部です。2010年から2014年まで副学長を務めた赤松明彦氏は、現棟を大規模補修することの意義をおおむね認めていました。2014年から2015年までの副学長杉万俊夫氏は、自治会が提案した補修案を大筋で合意していました。これらは確約書にも明記されています。

 しかし、2015年11月に副学長に就任した川添信介氏は、こうした経緯を全て無視し、自治会との団体交渉も拒絶し、老朽化対策のプランを示すこともありませんでした。川添氏が副学長に就任してからの2年間、吉田寮現棟の老朽化対策は全く前進しませんでした。

 京大執行部が決定した「基本方針」は、川添氏が自身の責任を棚に上げて、そのツケを現在・未来の吉田寮生に負わせているにすぎません。こうした川添氏の姿勢は断じて許し難いものです。

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