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サイト訪問者の方へ
吉田寮は入りづらい、よく分からない
そんな声をよく聞きます。
このブログは
そんな声に答えたい思いからうまれた
吉田寮生の日々を紹介するブログです。
もしブログを読んで吉田寮が気になった人は
吉田寮を訪問してみてください。
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残り●●日というのは、
9月末までの日数です。
吉田寮生は9月末までに退去するように
大学から通告されています。
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6月18日
私の研究の手法はインタビューをして
その内容を研究の素材に使います
今は民間療法の使用に関心があり
80代以上の方から
昔行っていた治療方法を伺っています
人づてに話を伺えそうな方を紹介してもらえ^^
今日はTさんにインタビューを行ってきました!
「こんにちは~~」
Tさんのお宅の庭にはいると
手入れをされているねずみ返しの倉庫や
入り口に紫の花のアーチがかかっていて
そんな物達の様子から
色んなものを大切にする人が住んでいる事が伝わってきました。
あ~絶対素敵な人が住んでいる。
確信と、わくわくが一瞬で心に広がりました。
Tさんは101歳
少し前まで半農半漁生活をされていた方で
良い身体の使い方をされてきたんだなという
そんな第一印象でした。
一時間半程
黒糖をボリボリ
お茶を飲み飲み
話を伺い(笑)
そろそろ退出しようかな~と
思っていた時
こんな質問が口から出てきた
「私は今築105年の建物に住んでいるんですが、
その建物が今壊されようとしているんです。
Tさんとその建物は同じ100年を見てきていますよね。
同じ時間を生きてきた建物に対して、
何か感じるものはありますか?」
自分でも
あ~唐突な質問だよなぁ~
と思いながら。
でも
きっと何か、何かが返ってきそうな気がして
切り込んでみた。
しばらく考え込んでいたTさんは
ポツリポツリと答え始めてくれた。
その声は今までのインタビューに答えるための
記憶を辿る言葉ではなく
どこから出てくるのか分からない
何とも言えない音だった。
「長生きするのも、寂しいものです。
同年代がいなくなり、話をする人がいなくなる。
良いことも悪いことも、全て波なんだ。
あなたは若いんだから、これから頑張りなさいね。」
「生きられるだけ、生きらんば。」
それからTさんは
何度も何度も
「また遊びにきなさいね~」
と声をかけてくれ
何故か栄養ドリンクをお土産にくれた。
今度はいつ来れるんだろうか?
ある人から最近
「あんたは自然に近い人が好きなんだろう」
といわれ
とても納得したんだけど
Tさんはまさにそんな人でした。
私が今まで出会ってきた
自然に近い珠玉の人々の中には
もう会えなくなってしまった人もいます。
会えなくなることに
何かアプローチをしたくて
私は
インタビューをしたり
絵を描いたり
こんな風にブログをかいたりしているのかもしれません。
自然に近い人と会うと
言葉少なく
交わす目の中で
お互いの存在を確認出来る時間があります
そんな瞬間に出会えると
とても満たされた気持ちになります。
今日も素晴らしい言葉を聞けて
とてもいい日だったと思います。
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