吉田寮ではニワトリ、烏骨鶏、アヒル、アイガモなど様々な鳥類を飼っている。
今は寮にいないが、数年前まではエミューやクジャク、(鳥ではないが)ヤギもいたらしい。
朝4時ごろから元気に鳴くニワトリの声で目が覚めるのは、寮生あるあるだと思っている。
たのむから窓際まできて鳴かないでくれ。
夏はあたたかいので、とりのたまごを孵化するのに向いている。うまれたばかりの小さなひよこたちはとてもかわいい。
ちいさな足で一生懸命おかあさんについていく。
人が近づくと風になってにげるし、餌をもらうとみんなでついばみ、すぐに食べきってしまう。
ひよこのおなか側をみると、心臓がトクトク動いているのが分かる。
この心臓はじぶんにもついているし、まわりの人たちにもついている。
普段食べている肉にも、生きているときには心臓がついていた。
ぴよぴよ鳴いているひよこを眺めながら、生きているということを考える。
寮ではゆっくりと時間が過ぎていき、ぼんやりと考えすぎて13匹の蚊の餌食になってしまった。
たぶん、また明日もひよこをみて生きること、食べることについて考える。
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