寮の外から来ていただいた方々から、「ここは良いところだ」という話を近頃たくさん耳にする。
住んでいる身からすると、いまいち実感がないのだが、吉田寮はやっぱりすごいところらしい。
「よそ者」こそが、その地域の価値が分かる。
以前、そういう研究についての論文を目にしたことがあったので、それはよく分かる。
ただ、自分の身にそれが降りかかると、なるほど、と更に思わされた。
日々の生活の中で、視野狭窄になり、寮の良さを忘れてしまいがちになる。
そういう視野狭窄に気付かされる、「よそ者」との交わり。
論文や本の中でしか知らなかったことが、現実に今、私の身に起きている。
なるほど、こいつは厄介なものだな、と感じた。
そういう、一見すると当たり前のことに気付かされた、村おこしだった。
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