国際学会へ出席するため、アメリカを訪れている。
今日の昼の飛行機で帰国する筈が、途中の飛行機が遅延し、ワシントン・ダラス国際空港で一日泊まる羽目に。
ワシントン・ダラス国際空港から日本への便がほとんどないことに驚かされた。
人生初の空港での一泊。もっとたくさん人がいるかと思ったら、辺りには清掃の人たちと、バイトスタッフがお店の片づけでチラホラ残っているくらい。もっと夜が更けると、本当に私一人になるだろう。
吉田寮にいると、工夫しないと一人の時間を作れない時がある(私の場合は)
一人の時間が欲しいときは、あえて研究室にこもったり、独自の隠れ家的なところに行ったりする。
そんなときもあったが、今は人はいれども、私のことを知っている人は誰もいないし、誰も私に話しかけてこない。
だだっ広い空港に、私一人だけポツンと残されていて少し寂しい気もする。
これが、時折恋しくなった「孤独」というやつなのだろうか。
だとすればこれも何かのめぐりあわせ。しっかりと味わってから寮に帰ろう。
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