ある事がきっかけで
ふと自分の昔のブログを思い返して読んでみました。
そのブログの記事はダライ・ラマ14世
「世界を自由にするための方法」の講演会の感想。
死ぬまでに会いたい人の一人だった
ダライ・ラマの講演会の空間はとても静かで
人がこんな空気感を作りだせる事実に
その時の私は圧倒された。
ご存知の通りチベットは
チベットというエリアで作られてきた
様々なモノが破壊されつつあり
ざまざまな問題を抱えている。
講演会の最後に
質疑応答の時間が設けられて
会場から手が挙がった。
「私がチベットの為に何か出来ることはありますか?」
その言葉は
ダライ・ラマに依存するのではなく
ただ、自分に出来る事で最も効果的な方法があれば
教えて欲しいという
切実さが込められていた。
その質問にダライ・ラマは穏やかにこう答えた。
「慈悲と思いやりの文化を持つ、チベット文化を無くしたくありません もしチベットの為に何かしたいという気持ちがあるのでしたら 是非、チベットにいってその体験を皆さんに話してください」
その言葉を聞いた時の衝撃は今も残っている。
少し話が変わるのだけど。
先日吉田寮を訪問された研究者の方に
吉田寮を案内する機会があった。
その方は研究者の目線で
このコミュニティをどんな形で活用し
継承するのかについて分析をしたいと語られた。
しばらく話を聞いた後
目上の方に対して失礼だと思うのだがと前置きをさせていただき
「活用も継承も難しいと思っている」
という私の思いを伝えた。
どんなものであれ
形が変わらないものはなく
その良さを残す、継承というアプローチが出来るだけなんだと
私は思っている。
その中で伝える事が出来る手段は
ダライ・ラマがチベットに来て体験をしてほしい。
と語ったように
経験することなんだろうと思う。
先程の研究者の人に吉田寮を案内すると
突然笑いだされた
「なんですかここは。
想像以上!!!」
その驚きを喜ばれている表情をみて
伝わったな~
と私もとて幸せな気持ちになった。
そんな経験を広げていければと思う。
「世界を自由にするための方法」
https://www.youtube.com/watch?time_continue=24&v=kAkRODaj8Cc
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