少人数交渉が始まったとは言え、寮の未来がどうなるかは不透明である。
正直なところ、情勢がかなり厳しいことは明白。
私自身も、寮を守るために色々と考えてやっているが、トラブルも少なくない。
寮の今までのルールや慣行と、社会的関心を惹起するために様々なアクターを巻き込むこと。
この二つは、衝突することもある。
先日も、他の寮生とちょっとした論争になった。
寮で何か新しいことをやろうと思うと、それなりのエネルギーがいる。
「楽しいからやっている」という人もいれば、「義務感に駆られてやっている」という人もいる。
私はどちらだろう。
多分、どちらかだけではダメなのだろう。
前者だけだと、意味のある取り組みかどうかが不透明になる時がある。
後者だけだと、疲弊してしんどくなる。
頭では理解しているのだが、なかなか自分のこととなると難しい。
でも、普段の生活で、これ程感情的に何かを言うことは無いような気もする。
私は自分では、情勢を客観的に見つめられる視座を身につけていると思っていた。
だが、先日の自分の態度を鑑みて思ったのは、私は寮が好きなんだろうということだった。
なかなか思い通りにいかない時もあるが、多少なりとも本気になれるところがあるのは、それ程悪いことではない。
さて、どうしたものか。
他の寮生と共に迷って、悩んで、議論しながら、進むしかないのだろう。
きっと。
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