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サイト訪問者の方へ
吉田寮は入りづらい、よく分からない
そんな声をよく聞きます。
このブログは
そんな声に答えたい思いからうまれた
吉田寮生の日々を紹介するブログです。
もしブログを読んで吉田寮が気になった人は
吉田寮を訪問してみてください。
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残り●●日というのは、
9月末までの日数です。
吉田寮生は9月末までに退去するように
大学から通告されています。
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6月5日
吉田寮の部屋割りは決まったルールがない。
もし何かの希望があれば
寮の部屋を管理する人達に申請を行う。
その申請が通るか通らないかは「部屋割が決定」するまで分からない。
そんな申請の結果、
私の所属する部屋割は
6人の男女が4部屋を与えられる事になった。
4部屋の使い方も、6人で話し合って決定する。
今年は3部屋をプライベート空間として使って。
10畳程ある1部屋をご飯を食べたり、研究をしたりする
共有部屋として使う事になった。
共有部屋も
「みんなに開かれる場所とするか」
「部屋割のメンバーだけで使用するのか」
という選択肢があり。私達の部屋は前者を選択している。
開かれた共有部屋のことを
吉田寮では
「たまり部屋(たまりべや)」と呼ぶ。
私が見ている限り
吉田寮生ではない外部の人で
吉田寮に良く遊びに来ることになる人の多くは
たまり部屋を活用している気がする。
ただ京大生が住んでいるだけではなく
だれでも利用可能な場所があることで
寮生以外の人達が滞在しやすくなり
交流がうまれているのだろう。
そんな私が使用している「たまり部屋」
吉田寮祭の間で
使用する人が変化した。
祭があることで交流が生まれ
たまり部屋の流れも影響をうけたんだなぁ~
と訪れる人を眺めている。
私の使用するたまり部屋で
ちょうどそんな風にいつもと違う人が集まっていた深夜に
「うお~~~」
と野生動物のようが聞こえてきた。
いつも冷静なある寮生が、びしょぬれで泣いて帰ってきた。
その嗚咽の音が寮にこだましていたのだった。
これはやばい!!
ととっさに部屋にいたメンバーは彼を励まそうと
コンビニでお酒を買ってきて
皆で飲み始めた。
泣いている寮生じゃない寮生が気持ちよく酔い初めて
なぜが彼の悩み相談がはじまった。
泣いていた寮生はお酒が飲めないので
酔うわけでもなく
そんな皆の様子をみていて
しゃべるわけでもなく
安心して
嬉しそうにしていた。
とても良い光景でした。
(写真は泣いている寮生を励ますために深夜に焼かれたケーキ)
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