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「彼女が去った日」残り82日

  • 執筆者の写真: 涼 吉田
    涼 吉田
  • 2018年7月12日
  • 読了時間: 3分




私が所属する吉田寮の部屋は

5人で4部屋を使っていて

その一つに

たまり部屋という

いろんな人が滞在できる部屋があります。



そこに数2ヶ月前から

ある女性が顔を出すようになっていました。



その人は社会人を経て浪人をして

今は目的の大学に入るため時間を費やしているのだそう。

吉田寮には居心地がいいから

おもしろいから

という理由で滞在していると言っていた。



その彼女も受験勉強のために

新しいアパートをみつけて

今日旅立っていった。





彼女とは


時間とタイミング


そして


生活スタイルが合っていて



2か月の間でお互いの居心地のいい生活を把握できて

楽しい時間を過ごすことが出来た。



何もすることがないと

私達はよく料理をした。




買い出しに行って

重い袋を

半分ずつ手に持って

歩いて帰ったり。





夜中3時ぐらいになると


「お腹すいた~」


って言いだして



「辛ラーメンに生たまごをつけて食べると最高なんですよ~」


っていって



インスタントラーメンを食べたりした。




彼女は京都に友人もいるらしく

寮や友達やバイト先の近く

いろんな所に生活場所があるみたいで

いろんなところに寝泊りしていた。


でもその中でも寮が一番生活をする場所だっだようで

その寮から荷物をまとめて

今日は本当に彼女が寮から去る日だった。



遅く起きてきた彼女はせっせとご飯とスコーンをつくってくれて


「出来ましたよ!」




とテーブルに呼んでくれた。


忙しくパソコン作業をしていた私は


「はいはい。食べよ食べよ!!」



といってテーブルについた。



テーブルの上には


プルコギ

サンドイッチ

スコーン

グリーンカレー


が美しく並んでいた。




ご飯を食べながら

部屋を訪れる寮生に



「ごはんあるよ~~」



と声をかけて私達が食べさす。笑




その様子を彼女は



「近所のおばちゃんが近所の子どもたちにご飯をあげるやつや~~笑」



といって笑ってみていた。



「笑 たしかに~

この部屋はさ、どこかの村の縁側でさ。

あばあちゃん2人がせっせっとご飯をつくって

通り過ぎる子どもたちにお菓子をあげる感覚に近い気がするわ~~~」



「あ、それも分かります~~

でもお行儀悪い子にはご飯あげたくなくなる感じで」




そんないつもの取り留めのない会話をだらだらして

彼女が旅立つ時間になった。





きっと多くの人は

この時間の貴重さを理解できないだろうな~

と、縁側にいる気分の私は考えていた。



ご飯を作って提供する人

そのご飯を食べる人達が通り過ぎる。




そんな時間は

こういう場所でしか出来ない。

こんなに多くの人が生活する場所だから

出来る事なんだよね。




彼女がおおきな鞄を背負って部屋から出ていく時

何とも言えない気持ちになった。




「しばらく会えないですね」




そう言って彼女は歩いて行った。






その4日後。。。。。。。。。。。。





ガラっと共有部屋の扉が開いた。




「今週バイトが入らなくて、予想外に時間が出来たので。。。。」




なんと



彼女が戻ってきた  笑





そして今もまた彼女とご飯を作って食べている。




こんな日常が



 
 
 

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