私が所属する吉田寮の部屋は
5人で4部屋を使っていて
その一つに
たまり部屋という
いろんな人が滞在できる部屋があります。
そこに数2ヶ月前から
ある女性が顔を出すようになっていました。
その人は社会人を経て浪人をして
今は目的の大学に入るため時間を費やしているのだそう。
吉田寮には居心地がいいから
おもしろいから
という理由で滞在していると言っていた。
その彼女も受験勉強のために
新しいアパートをみつけて
今日旅立っていった。
彼女とは
時間とタイミング
そして
生活スタイルが合っていて
2か月の間でお互いの居心地のいい生活を把握できて
楽しい時間を過ごすことが出来た。
何もすることがないと
私達はよく料理をした。
買い出しに行って
重い袋を
半分ずつ手に持って
歩いて帰ったり。
夜中3時ぐらいになると
「お腹すいた~」
って言いだして
「辛ラーメンに生たまごをつけて食べると最高なんですよ~」
っていって
インスタントラーメンを食べたりした。
彼女は京都に友人もいるらしく
寮や友達やバイト先の近く
いろんな所に生活場所があるみたいで
いろんなところに寝泊りしていた。
でもその中でも寮が一番生活をする場所だっだようで
その寮から荷物をまとめて
今日は本当に彼女が寮から去る日だった。
遅く起きてきた彼女はせっせとご飯とスコーンをつくってくれて
「出来ましたよ!」
とテーブルに呼んでくれた。
忙しくパソコン作業をしていた私は
「はいはい。食べよ食べよ!!」
といってテーブルについた。
テーブルの上には
プルコギ
サンドイッチ
スコーン
グリーンカレー
が美しく並んでいた。
ご飯を食べながら
部屋を訪れる寮生に
「ごはんあるよ~~」
と声をかけて私達が食べさす。笑
その様子を彼女は
「近所のおばちゃんが近所の子どもたちにご飯をあげるやつや~~笑」
といって笑ってみていた。
「笑 たしかに~
この部屋はさ、どこかの村の縁側でさ。
あばあちゃん2人がせっせっとご飯をつくって
通り過ぎる子どもたちにお菓子をあげる感覚に近い気がするわ~~~」
「あ、それも分かります~~
でもお行儀悪い子にはご飯あげたくなくなる感じで」
そんないつもの取り留めのない会話をだらだらして
彼女が旅立つ時間になった。
きっと多くの人は
この時間の貴重さを理解できないだろうな~
と、縁側にいる気分の私は考えていた。
ご飯を作って提供する人
そのご飯を食べる人達が通り過ぎる。
そんな時間は
こういう場所でしか出来ない。
こんなに多くの人が生活する場所だから
出来る事なんだよね。
彼女がおおきな鞄を背負って部屋から出ていく時
何とも言えない気持ちになった。
「しばらく会えないですね」
そう言って彼女は歩いて行った。
その4日後。。。。。。。。。。。。
ガラっと共有部屋の扉が開いた。
「今週バイトが入らなくて、予想外に時間が出来たので。。。。」
なんと
彼女が戻ってきた 笑
そして今もまた彼女とご飯を作って食べている。
こんな日常が
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