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「忘れ難き人②/投稿者S」残り100日

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このブログはいろんな寮生の思いを紹介するもの目的です!

今回は寮生Sの投稿です。

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サイト訪問者の方へ

吉田寮は入りづらい、よく分からない

そんな声をよく聞きます。

このブログは

そんな声に答えたい思いからうまれた

吉田寮生の日々を紹介するブログです。

もしブログを読んで吉田寮が気になった人は

吉田寮を訪問してみてください。

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残り●●日というのは、

9月末までの日数です。

吉田寮生は9月末までに退去するように

大学から通告されています。

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私はよくしゃべる人間であると言われる。


確かに、平均的な人間と比べるとそうであるように思う。


そんな私であるから、吉田寮の寮生と議論になることもしばしばだ。


今でも交流があり、よく議論した(今でもしている)寮生がいる。


その人とは、必ずしも政治的意見が一致している訳では無い。むしろ対立していることの方が多い。


その人と私の口角泡を飛ばす議論の様は、周りの寮生を怯えさせ、「本当にすごく仲が悪いんだ」と思わせていたようである。


ただ、私とその人は「猫好き」ということでは一致しており、激しい議論の次の日にはお互いの飼い猫についてデレデレと語り合っているという有様で、周りの寮生は困惑していたようであった。


議論のテーマは多岐にわたった。考え方、意見こそ違えど、その人からは多くのことを学ばせてもらったし、今でも学ばせてもらっている。


「議論」というのに日本人は慣れていないからイカン、ということで、中高でも議論についての授業を導入する動きがずっとある。


確かに、議論に慣れることは必要だろう。しかし、クラスメイト等、近しい者たちと議論するときに必要になるのは、「信頼」ではないだろうか。


私とその人の間には、そういう不思議な「信頼」のようなものがあるのではないかと思っている(一方的かもしれないが)。


では、吉田寮のそこかしこで議論が交わされているかと言うと、そうではない。

しかし、時折交わされる議論に、人が入ってきたりして、更に議論に熱が帯びる、ということもよくある。


吉田寮に入って、私は議論をたくさんするようになった。それと同時に、それが行われるのに必要なものは、恐らく一朝一夕に仕上がるものではないのだということに気付かされた。


そんな不思議な「学び」もあるのが吉田寮である。

私はこれからも、その人とは色々な話をしていくのだろう。

もちろん、その人に限らず、色々な人とこれからも。


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