代替宿舎へ行った寮生も、それっきりで寮と縁が切れている人ばかりではない。
むしろ、寮生活の良さを再認識して、寮に頻繁に遊びにきている人もいる。
寮はそういう不思議な力があるのだろう。
代替宿舎へ行ったからといって、その人を責める人なんていない。
代替宿舎へ行ったからといって、その人を拒否する人なんていない。
ただ、それぞれの人生がある。
これからどうなるか分からない以上、色々な決断をする人がいる。
耐震性に問題が無い新棟からも人を追い出すという大学側の非合理性を目の当たりにして、それぞれが色々な想いを抱いて寮との付き合い方を決めていく。
これからどうなるか、誰にも分からない。
そんな中で、皆がそれぞれ、決断をする。
少なくとも私は、その決断を尊重したい。
いつか「最後」が来るなら。
来てほしくないし、来ないように色々頑張るけれど。
「最後」が来るとしたら、「最後」まで。
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